共有資源とは、プロジェクト全体で利用する共通のテンプレートやライブラリオブジェクトなどを指します。
ISO 19650 における情報マネジメントは、複数の組織が関与する環境において、情報を一貫した方法で作成・管理・共有することを前提としています。そのため、各企業や組織がそれぞれ異なる仕組みや書式で業務を行った場合、情報の整合性が保たれず、円滑な協働作業を行うことができません。
このような課題を解決するためには、組織や企業を越えて共通に利用できる共通基盤を「共有資源」として整備し、情報の作成方法や構造を統一することが不可欠です。共有資源は、共通データ環境(CDE)における情報の一貫性と品質を確保するための基盤となります。
ISO 19650-2:2018(5.1.6)では、共有資源の例として以下が示されています。
- プロセスアウトプットのテンプレート類(BIM実行計画、マスター情報デリバリー計画など)
- 情報コンテナのテンプレート類(2D/3D形状モデル、文書類など)
- 書体のライブラリ(線、文字及びハッチングなど)
- オブジェクトライブラリ(2Dシンボル、3Dオブジェクトなど)
BIMソフトウェアにおける共有資源
BooT.oneテンプレート(Revitによる協働作業のための共有資源)
BIMソフトウェアであるRevit の共有資源としては、テンプレートに加えて、共有パラメータやファミリ(オブジェクト)など、モデリングおよび情報付与のルールを構成する要素も含まれます。これらは、単なる作業効率の向上だけでなく、情報の一貫性と再利用性を確保する上で重要な役割を果たします。
この、Autodesk Revitにおける共有資源は、応用技術株式会社の、BooT.oneがあります。BIHでは、同社の協力により、このテンプレート等の公開ページを紹介致します。
今回紹介するBooT.oneテンプレートは、整合性のあるモデルおよび成果物を効率的に作成することを目的としたものであり、次のような内容で構成されています。
- Revit用プロジェクトテンプレート(意匠・構造)
- モデル作成標準
(ガイドライン・BooT.one Standards ドキュメント) - 共有パラメータ
- ファミリテンプレート(公開準備中)
- サンプルファミリ(テンプレートに含まれています)
※BooT.oneのアドインツールおよびファミリライブラリは公開対象には含まれていません。

※応用技術株式会社のサイトにリンクします。