参照情報

Reference Information

建築確認におけるBIM図面審査ガイドライン(初版)

名称

建築確認におけるBIM図面審査ガイドライン(初版)

作成者

建築BIM推進会議(国土交通省)

リンク先

https://www.mlit.go.jp/jutakukentiku/content/001990514.pdf

内容

「建築確認におけるBIM図面審査ガイドライン(初版)」は、建築確認申請においてBIMを活用するための申請方法および審査手順を示したガイドラインです。

建築確認ではこれまで2次元図面による申請・審査が行われてきましたが、本ガイドラインでは、BIMデータから書き出された図書を用いて申請・審査を行う「BIM図面審査」の方法を示しています。申請時には、BIMデータから出力されたPDF図書とIFCデータなどを提出し、審査は主にPDF図書を対象として行われます。

また、BIMモデルから図面を作成することを前提とすることで図書間の整合性を確保し、図面の整合性確認の一部を省略できる仕組みが導入されています。これにより、申請図書作成の効率化や審査の効率化、建築物形状の理解向上などが期待されています。

解説

このガイドラインは、日本の建築確認制度においてBIM活用を進めるための初期段階の取り組みとして位置付けられます。現在の方式では、審査の対象は従来と同様に図面(PDF)であり、IFCデータは建築物の形状を理解するための補助的な情報として利用されます。

このような方式は、制度や審査体制との整合を考慮し、段階的にBIMを導入する方針によるものです。本ガイドラインでは、まずBIMデータから作成された図書を対象とする「BIM図面審査」を導入し、その後、将来的にはBIMデータ自体を対象とした審査へと発展させていくことが想定されています。

海外では、シンガポールにおいて建築規制当局(BCA)がBIMデータを用いた電子申請制度を導入しており、設計者が提出したBIMモデルを活用して審査を行う仕組みが整備されています。このような取り組みは、確認申請の効率化や審査の高度化を目的としたものであり、日本のBIM図面審査の取り組みも、将来的にはこのようなデジタル審査へ発展していく可能性があります。

掲載日

2026年4月1日

担当者

伊藤久晴