参照情報

Reference Information

IMI Framework Guidance

名称

IMI Framework Guidance

リンク先

https://imiframework.org/

内容

Information Management Initiative(IMI)は、英国の建設分野において情報マネジメントの普及と実装を推進する国家的な取り組みです。IMI Frameworkは、ISO 19650シリーズが示す情報マネジメントの枠組みに基づき、英国で情報マネジメントを実装するための方法や関連する標準、ガイダンス、資料を体系的に整理した枠組みです。

このIMI Frameworkは、UK BIM Frameworkを引き継ぎ、発展させたもので、ISO 19650を英国の建設業界で実装するための解説や実務的なガイダンスが公開されています。これらの資料はISO 19650の理解を深めるための重要な参考資料として広く利用されており、多くの国のBIMガイドラインや情報マネジメントの取り組みに影響を与えています。

IMIは、BIMからInformation Managementへと発展する英国の政策の次の段階を示す取り組みとも言えます。

解説

IMI Framework Guidance は、下記の様な内容です。
Guidance 0では、情報マネジメントの必要性について説明されています。
ここでは、建設業界におけるデジタルトランスフォーメーションの重要性や、なぜ情報マネジメントが必要なのか、また英国におけるBIM政策のこれまでの経緯や導入の背景などが解説されています。

Guidance 1~4は、ISO 19650-1~-4の内容に対応した解説となっています。
Guidance 1では概念および原則、Guidance 2ではデリバリーフェーズ、Guidance 3では運用フェーズ、Guidance 4では情報交換について、それぞれ規格の内容を実務的な観点から説明しています。
Guidance A~Fでは、ISO 19650を実装するうえで重要となる概念について、より詳細な解説が行われています。
Guidance Aは情報マネジメント機能と管理文書、Guidance BはオープンBIM(COBie など)、Guidance C はCDEのワークフローと技術ソリューション、Guidance Dは情報要求事項の策定、Guidance Eは入札・応札・受託、Guidance Fは情報デリバリー計画について説明しています。

ISO 19650シリーズは、英国規格であるBS 1192およびPAS 1192シリーズを基礎として発展し、国際規格として整備されたものです。そのため、英国ではこれらの経験をもとに、ISO 19650を実務で理解し適用するためのガイダンスが体系的に整備されています。
IMI Framework Guidanceは、ISO 19650を実務的に理解するための最も体系的な解説資料の一つとといえます。

特に英国では、BIMという言葉を単なる三次元モデリングではなく、建設および資産ライフサイクル全体における情報マネジメントとして捉える考え方が広く浸透しています。IMI Framework Guidanceは、このような考え方を産業全体に共有し、ISO 19650に基づく情報マネジメントを実務として定着させることを目的としており、英国のデジタル建設政策を支える基盤の一つとなっています。 そのため、このガイダンスは単なるBIMガイドラインではなく、建設産業における情報マネジメントを推進するための政策的枠組みの一部として理解することが重要です。

掲載日

2026年4月1日

担当者

伊藤久晴